見事なコラボ。デザイン性の高いプランニング×自社オリジナル製品

特徴的なシンプルモダンスタイルと、トータルデザインを 意識したオリジナル製品の開発や、プロジェクトの参加など意欲的に取り組む 注目のエクステリア設計&施工会社“ソトデザイン”。造景家の竹本新吾氏にお話を伺いました。

RIK
 ソトデザインの施工例は一貫してシンプルモダンで美しいものが多いのですが、なにかきっかけがあったのでしょうか。 
竹本
ある建築家に出会った時にですね、「“設計”とは住居を含めた住まいをトータルデザインしてこそ」と教えられました。そこから外構設計にも、強いデザイン性を求めるようになりました。
ただシンプルなだけでなくそこはかとなく漂う暖かみや安らぎ、ユニークさを与えるデザインをモットーにしています。「シンプルながらも豊かな広がりを感じられるゾーニング」を目指しています。狭小地でも少しの工夫、少しの「プラス」でデザイン性を豊かにし理想の空間創出が可能になりますから。
その理想の空間を表現し、お客様にビジュアルで伝えるという点でRIKCADは欠かせないですし、自分のコンセプトをきちんと伝えるために必要不可欠なツールですね。 
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シンプルモダンで美しさがきわだつ竹本氏のプランニング
RIK
そのコンセプトを追求しているうちに、自然発生的にオリジナル製品の開発がはじまったということですか?ソトデザインオリジナルの製品はデザイン性と機能美をうまく兼ね備えていて、かつ使いやすそうですよね。 
竹本
ありがとうございます。「安くて良いもの」をテーマに、コストパフォーマンスを意識しながらクオリティの高い製品を供給したいと思っています。
町工場に「デザイン制作物」として依頼するのではなく「パーツ」として依頼します。パーツとしての依頼なので「鉄を曲げるだけ」のコストで済むんです。素材によってリサイクル木材を取り入れたり、加工は専門業者に頼むが、組み上げるのは自分たちの手でします。なので低コストで済ますことが出来ています。
建物や街並みを慎重に考慮した上で色彩や形状を決めれるのもオリジナル製品ならではの強みですね。さらに、メーカー既成品とオリジナル製品を丁寧に組み合わせる事によって、建築や街並みになじむ「トータルデザイン」が提案でき、自身が目指す設計に近づくことができます。 
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オリジナルのフェンスや格子・インターフォンカバー。
RIK
なるほど。パーツで注文して自分たちで組み上げる…。その柔軟な発想力はどこで培われたんでしょうか 
竹本
リフォーム会社・建築家とコラボレーションした“こだわりのものづくりプロジェクト”の「エストリオ」に参加して、それぞれの感性と知恵と情熱をぶつけあっています。技術力の向上と豊かな経験にもなっています。また「感受性の豊かさは人生を豊かにする」をモットーにギャラリーや交流会に足を運び、異業種(様々なアーティストやカメラマンや設計士)と交流を持つことで、自分にはない発想や着眼点に気づき、自身の感性の発展へ繋がるようにしています。
RIK
アクティブに色んな方面から色んなことを吸収しようとされてるんですね~。 
竹本
そうですね、色々吸収するためにいろいろと動いてますね。デザインへのこだわりもそうですが、1つの事をやり続けることを信条にしています。
エクステリアデザインは流行り廃りがありますし、流行に呼応する事もとても素晴らしいと思います。僕はシンプルモダンにこだわり過ぎているのかもしれないと思うこともあります。ですけど、自分が信じている、シンプルなモノがもつ洗練された美しさ、機能美の先にあるミニマルな美しさを持つ空間。お客さんがその中で生活し、そして喜びの声が聞けるこんな嬉しいことはありませんよ。 

■soto Design ソトデザイン■
住所:大阪府吹田市垂水町1-44-25-2
電話:06-6384-9285
公式サイト:http://g-net.main.jp