”外構・エクステリア業”とは。相関図で見る立ち位置。

“外構・エクステリア業”と一口に言っても「あ~あの業種ね」とピンとくる人は少ないのではないでしょうか。住宅には欠かせないエクステリアや外構。実は建築家(住宅設計)がプランニングする場合もありますが、エクステリア・外構設計施工業と呼ばれる専門業者が請け負っています。

エクステリア・外構とは、塀や門周り、駐車スペース、庭、バックヤードなどを含めた敷地の建物以外のことを指します。


こちらの相関図で見てみるとわかりやすいかもしれません。

(1)エクステリア・外構・ガーデン設計
エクステリア・外構の設計を行う事業者です。設計は手描きや専門の3DCADで行います。自社で施工もできる工事チーム(職人)を雇っている場合もあります。

(2)エクステリア・外構・ガーデン施工
エクステリア・外構の工事を行う事業者です。エクステリア・外構設計会社やハウスメーカーのエクステリア事業部などからの発注を受け、施工します。

(3)ハウスメーカー
ハウスメーカーはCMなどで見る機会が多いかと思いますが、大手メーカーがたくさんあります。住宅を販売する会社です。ハウスメーカー社内に「エクステリア・外構設計」の事業部がある場合もありますし、外注として「エクステリア・外構設計業者」に依頼することもあります。

(4)建築設計
建築設計事務所は建物を設計する事業者です。エクステリアや外構の設計を行う場合もありますが、外注でエクステリア・外構設計業者や、造園業者に外注する場合もあります。

(5)造園業
造園業は樹木を植えたり管理したり、造園に必要な施工をする事業者です。造園業からエクステリア設計・施工に事業拡大することも多く見られます。

(6)土木・建設業
土木工事や建設工事の設計・施工をおこなう事業者です。近年、エクステリア・外構設計・施工に事業拡大する業者もでてきています。

(7)リフォーム業
住宅の設備や内装・外装リフォームをおこなう事業者です。外装リフォームを行う際に、エクステリアや外構の工事を行う場合もあるようです。

(8)左官・タイル工事業者
左官やタイル工事をおこなう事業者です。エクステリア・外構設計・施工に事業拡大する業者もでてきています。