RIKコンテスト2026受賞作品
概要
ユニマットリックでは2010年からRIKCADユーザーの皆さまの技術力、そして施主への提案力の向上を目的として「リックパースコンテスト」を開催してきました。さらに2023年には、顧客との商談スタイルの変化や、設計・提案ツールの進化にあわせて「RIKコンテスト」にアップデートしました。
今回の「RIKコンテスト2026」では「パースコンテスト」「プレゼンコンテスト」「動画コンテスト」の3つのカテゴリーで作品を募集し、おかげ様で今回も全国のRIKCADユーザーの皆様から数々の力作をご応募いただきました。お忙しい中、非常に多くのご応募を頂き、誠にありがとうございました。
二次審査までユニマットリック社内で審査し、その後審査員による最終審査を行いました。当作品集では二次審査通過作品(優秀作品)から各賞受賞作品まで掲載しております。
ぜひ、想いの詰まった個性豊かな作品の数々を、じっくりご覧いただき、今後の参考にしていただければ幸いです。
※ 今回はガーデン大賞、ライティング大賞、ファンタジー大賞、プレゼン大賞、動画大賞の該当作品はなしという結果となりました。
総合大賞 グランプリ
受け継がれる景色
【愛知】石橋 由貴
作品説明
雨上がりの夕方、古くからこの地に佇んできた古民家と蔵が、店舗として再生され、今も使われ続けている風景を描きました。濡れた石畳や映り込みを表現するため、光の差し方を何度も調整しています。自分の好きな日本の風景を再現してみたいと思い制作しました。奥の屏風は長谷川等伯筆《松林図屏風》を、ColBase(https://colbase.nich.go.jp)公開データをもとに加工し使用しています。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
雨上がりの空気感や時間の移ろいを「写り込み」で巧みに表現した秀作です。奥へと誘われる構図や松林図屏風の見せ方はもちろん、外部データの取り扱いにも高い感性と配慮を感じます。静寂の中に凛と音が響くような芸術性と、次代を牽引するクリエイターとしての資質を感じる、まさにグランプリにふさわしい作品です。(菊原 啓子)
パースコンテスト
ファサード大賞
万代の艶―よろずよのつや―【愛知】蒼凪の庭 冨安 俊貴
作品説明
新築が最も美しいという常識を見直し、あえて竣工直後ではなく、時を重ね成熟した姿を作品として表現しました。厳選された素材には、時とともに風合いを深めるものを選び、歳月の流れそのものが価値となる空間に設えています。長い年月を「万代」、輝きと価値を「艶」という意味に込め、時を重ねるほど深みを増し続ける庭の在り方をかたちにしました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion、Photoshop)
講評
経年変化によって増す風合いを門袖の雨垂れなど細部の表現が、人工的な構造物と歴史を感じる樹齢の高い木々との親和性が美しい。そして、薄暗さを感じる木々の生い茂り、水溜りや窓の映り込み、道路面の落ち葉。臨場感を感じさる圧倒的なテクニック。この空間に足を踏み入れた時の足音や樹木の香りをまとった湿度の高い匂いを感じる没入感の高い素晴らしい作品です。(富田 絵里香)
ランドスケープ大賞
にじむ春【神奈川】積水ハウス株式会社 山田 さゆり
作品説明
周辺環境をなるべく再現し、借景となる桜、春のしっとりとした淡い雰囲気を出せるように注力しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion、PIXMAGIC)
講評
画面に対する集合住宅の割合が小さいのは周辺環境も含めて提案しているからなのですね。建物を主張するパースとは違い、良い意味で心に残るアングルになっていると思います。特に近景の桜の花びらが風に舞っていることが想像できる様な動きも感じられる演出も効果的だと思います。(古橋 宜昌)
RIKCAD大賞
暖かな光【山口】有限会社エクステリアの森 中村 達也
作品説明
RIKCADのみを使用し、どこまでフォトリアルな表現が可能かを追求しました。特に、ガラスの透過表現や映り込み、間接照明による光の演出に重点を置いています。 また、マテリアル設定、ベベル処理、アンビエントオクルージョン、被写界深度、などを細かく調整し、細部までリアリティと質感にこだわった表現を行いました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12)
講評
ガラスの透け感や映り込み、やわらかな間接照明の使い方が非常に巧みで、全体に落ち着いた高級感のある雰囲気が伝わってくる作品です。マテリアル設定に加え、中村様お得意のベベル処理、さらに被写界深度に至るまで丁寧に作り込まれており、細部までリアルに仕上がっている点も印象的です。RIKCADのレンダリングエンジンのみでここまでフォトリアルな表現を実現している点は、相当な時間をかけた研究の成果であり、ソフトの可能性を強く感じさせる完成度の高い作品です。(坪井 直也)
優秀賞
一月の湖畔宿(15:30)【北海道】株式会社匠雄 藤田 央昭
作品説明
自分が心から泊まりたい場所を作成しました。手で触れられそうと錯覚できる程度を目標に各種の調整にこだわりました。光源による調整のみで室内の温かさと屋外の寒さの対比、露天風呂の温度が伝わるようにしています。サッシなどの各種作りこみと、素材感の持つ質感やリアリティさにもとことんこだわってみました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
わざとらしさを感じさせることなく、「中と外を隔てるガラスの存在」や「外で吐く息の白さ」まで想像させる空気感の表現が本当に素晴らしい。屋内の暖かさはブランケットの柔らかなシワからも伝わり、細部に至るまで追求された質感表現が作品全体の完成度と見応えにつながっています。(菊原 啓子)
庭の先にある景色【静岡】中部建商株式会社 沼津営業所 高田 昂
作品説明
飛石から水面、ガラス越しのピアノへと視線が自然に奥へ導かれるパース構成とし、植栽・石・光のバランスにより、間や余韻を感じられる空間演出を意識しています。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、RIKプレゼン、EXVIZAI)
講評
構図のバランスが良く、絵として見やすいパースです。足元の石材や低木のつくり込みにも密度があり、湿度感を感じさせる演出ができています。背景や空の色味・彩度のトーンも良く、抜け感や奥行きを心地よく感じさせます。樹木の配置や樹種の選択にも現実感があり、全体として違和感なく風景として成立している点も好印象でした。(松井 信)
海を望む丘の上の家【東京】旭化成ホームズコンストラクション株式会社 山本 志保
作品説明
気持ちの良い乾いた夏の季節を想像し、そこでくつろいでいる空間を表現しました。自然の地形を活かして設計されたガーデンとして、成り立つように、海を見下ろし、丘の上に建つ一軒家になるように、植栽の奥行や高低差を特にこだわりました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
明度のグラデーションを上手く景色に利用し遠近感を視覚的に高め、遠くの景色にかかった靄が空と地上の境目が柔らかく幻想的な作品へと導かれています。昨今トレンドのニュートラルカラーでまとめた柔らかな空間は主張しすぎることなく、心地よさが表現できています。アクセントカラーの低彩度で明るめのライトグレイッシュトーンのクッションのカラーコーディネートもセンスの良さを感じます。(富田 絵里香)
テクニック賞
緑を抜ける前庭【兵庫】山中育樹園株式会社 山中 康太
作品説明
表面が綺麗になりすぎないよう、随所にあえて汚しの表現を加え、足元には落ち葉を散らしました。硬質な面は基本的に角を落として丸みを持たせる一方、アイアンにはあえて丸みを与えず、線のシャープさを強調しています。植栽は生命力と立体感、遠近感を意識し自然に配置し、歩行者にはモーションブラーを施すことで、空間全体に動きとリアリズムを与えました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、D5 Render)
講評
昨今人気の樹木の配植バランスと全体の派手さを抑えたアースカラーが垢抜けた印象でセンスがいい。左右に植え込まれたダークトーンでワイルドさあふれる樹木によって重厚感と全体の締まりが生まれ、中央に据えた樹木と人物は明度をあげて軽やかさがあることで通路の視認性が高まり、風の通り道のように爽やかさが感じられます。鋼板や天然石などの質感表現も素晴らしい。(富田 絵里香)
景と刻を紡ぐ家【山口】有限会社エクステリアの森 三好 俊典
作品説明
濡れた路面への映り込みや、木々を抜ける柔らかな光のグラデーション。雨上がりの澄んだ空気感を表現しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
夜なのに植栽の存在感に圧倒される作品です。木々を照らす照明もナチュラルで透け感があり清々しくもあります。先程まで雨が降っていたことを感じさせる路面の反射や水たまりまで丁寧に表現されています。あえて歩車道境界の縁石を入れることでリアリティーが増しているのも良い狙いだったと思います。(古橋 宜昌)
潮風纏う境界線【三重】積水ハウス株式会社 川合 亜沙美
作品説明
一方は海に開き、もう一方は内に閉じたプライベートガーテン。静寂に包まれた空間が境界線となり、2つの領域を結んでいます。屋外の美しい景色が映えるよう、室内は敢えて暗めに作成しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
安定感のある画角が大人の落ち着きと品格を与えてくれています。外と室内の明暗さが、モノトーンでまとめられた家具などの色合いも上質感を演出し、洗練された佇まいを引き立てています。床タイルの微妙な起伏のテクスチャーはとても緻密で立体感を感じさせてくれます。(赤坂 泰一)
新人賞
木漏れ日と夜の息吹【鳥取】株式会社GLD-LAB. グエン・バ タン
作品説明
丘陵の起伏を活かし、建築と自然が融け合う計画です。地形を平らにならさず、斜面に沿った階段で緩やかな動線を生むことで、周囲の景観との一体感を創出しました。南側の庭からは、重なり合う木々の隙間から柔らかな木漏れ日が降り注ぎます。地形の個性を引き継いだ空間は、訪れる人を自然の懐へ招き入れ、静かな安らぎと落ち着きを与えます。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Photoshop、D5 Render)
講評
光の表現が照明計画を含め美しく、外構計画の細部までしっかり認識できる適切な明度でまとめられており、見やすいパースになっています。また、光の演出に頼りすぎることなく、計画自体のこだわりが細部まで丁寧につくり込まれており、プレゼン表現の誠実さを感じる良い作品です。(松井 信)
奨励賞
街の記憶を内包した低層マンション【神奈川】空間構成研究室 市来 敬子
作品説明
マンションの中庭に、街の記憶を散りばめました。 今回のパースに使用している植栽は、点群データが元になっています。 RIKCADが点群データを取り込めるようになり、時々魅惑的な光景と出会います。ところがレンダリングが出来ず、残念に思っていました。そこで点群データをTIF画像にし、植栽としてRIKCADに取り込みました。RIKと点群コラボの不思議な魅力が伝わればよいのですが。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD11、Piranesi、Paintgraphic)
講評
点描で表現された柔らかく繊細な樹木の質感や光の透過感を表現しています。点描の樹木は色や明暗がにじんで混ざり合い、視覚的に優しい印象を与えてくれます。一方建物はしっかりとした直線や面で描かれ、柔らかい樹木とのバランスも非常に上手です。湾曲した園路が視線を引き込み、遠くへ誘うように描かれろことで、平面的な画に立体的な空間の広がりを与えています。(赤坂 泰一)
外と、暮らす【静岡】中部建商株式会社 福本 登夢
作品説明
店舗を売る場ではなく、外と共に過ごす拠点として計画し、内と外をやわらかな照明が、自然と人を緩やかにつなぎ、立ち寄る行為そのものを心地よい体験へと変えていく。そんな場所があればと思い作品にしました。人は入れずに、光と植栽で人の気配がにじみ出るようにしたところが苦労した点です。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12)
講評
まさに現在の店舗に求められる「体験」という価値を、Outdoor Shopらしい表現を通じて見事に描かれた作品です。壁面やグランド面に計画された光が、夜の帳が降りる時間帯の敷地全体の存在感を際立たせています。植栽やインテリアの表現からも時代の潮流が感じられ、訪れる人の期待感を高める魅力的な作品です。(菊原 啓子)
自宅の木漏れ日スポット【宮崎】株式会社サンホーム 土生 敦子
作品説明
全体的に色味を落ち着かせて、柔らかく差し込む木漏れ日と居心地の良さそうなアウトドアスペースを表現しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
まさに時代の潮流を捉えた「こんな空間あったらいいな」を見事に表現した作品です。陽の差し込み方や影のコントラスト、タイルの質感、植栽の活きた印象はどこを切り取っても過ごす場所と時間の心地よさが可視化されています。風の質感まで肌に触れるようなリアリティが感じられる魅力的な作品です。(菊原 啓子)
静謐な寺院【静岡】中部建商株式会社 沼津営業所 高田 昂
作品説明
縁側から庭園を望む視点でパースを構成し、建築と自然の一体感を表現しました。前景に柱と縁側を配置し、奥へと続く枯山水の曲線で奥行きを強調しています。桜や樹木の配置は季節感を意識しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、RIKプレゼン、EXVIZAI)
講評
上品な光の表現と手前の影とのバランスが落ち着いた空気感をつくっています。赤い毛氈が差し色として全体を引き締め、桜の淡いピンクと樹木の緑の配置や割合も良い背景となっています。また、枯山水で表現された余白部分にも洗練された緊張感があり、構図としても良くまとまった作品だと思います。(松井 信)
光の庭【兵庫】為岡緑地建設株式会社 菅野 ゆかこ
作品説明
以前の訪れたイングリッシュガーデンをイメージして、自然に囲まれたナチュラルな空間を意識しました。やわらかな光が差し込み、歩いていてふと見つけた発見の瞬間を表現しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
コッツウォルズ風の石積は笠石の小端立てまで綺麗に再現されています。ガーデンのフォーカルポイントとして置かれた白い彫刻を引き立たせる為、あえて近景と遠景をぼかした演出もとても効果的です。強い日差しではなく、早朝の曇り空というイギリスの田舎町にありそうな素朴さが感じられます。(古橋 宜昌)
水の都の日常【福岡】株式会社久留米庭苑 古賀 裕美
作品説明
ヴェネツィアの水路を再現できないかと挑戦して作成いたしました。古びた表現や部材を効果的に使えた事に満足しております。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
光のあたる面積を控えめにし、手前の影の部分を広く取ることで、より光を感じる明るい表現につながっていると思います。水の表現も自然で透明感があり、エイジングの加減もやりすぎることなく効果的です。また、奥と手前との表現密度のバランスも良く、空間の奥行きを感じる作品になっています。(松井 信)
境界を溶かす光ー黄金の刻を彩る、水音のステージ【鳥取】株式会社GLD-LAB. 杉本 佳子
作品説明
本作品は、都会の喧騒を忘れ、静寂と高揚感で包み込む「究極の癒し」をテーマにしたホテルロビーをイメージ。ガラス越しに広がる滝と日本庭園を主役に、岩肌の荒々しさとライトアップの幻想的な美しさを追求。RIKCADで内装や中庭の岩肌・植栽・光源配置など細部まで調整し、仕上げにAIでテクスチャにリアルな質感を加えました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Photoshop、Adobe Firefly)
講評
室内は柔らかく控えめな光を使い、落ち着いた空間を演出しています。庭園は自然の強い光で、明るく鮮やかな印象を与えてくれます。紺色のソファーが気品と品格を際立たせており、庭園の緑や滝など明るく鮮やかな景とのコントラストがこの作品の完成度を高めていると感じさせてくれます。(赤坂 泰一)
バスタイム【静岡】ラナン 山崎 美香
作品説明
朝もやのかかった雰囲気で木々に癒されながらお風呂に入れたら癒されるだろうなと思いながら作成しました。壁のシミ感をツインモーションで調整しつつ、植栽の配置にこだわりました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
よく見ると屋外の枝葉が梁の上から入り込んでいることから、このバスルームは半戸外になっているのでしょうか。とても贅沢な空間ですね。壁に映る葉の影や梁に貼られたモザイクタイルの質感、床の反射などとても丁寧に作られている作品です。室内でも屋外でもない中間領域の新しい提案でもあります。(古橋 宜昌)
二つの美が共鳴する邸【徳島】積水ハウス株式会社 井村 裕美
作品説明
日本の庭の静寂と、洋風滝のダイナミックな景観が調和する贅沢な空間。滝のせせらぎが心を落ち着かせ、四季折々の庭の美しさも同時に楽しめる邸宅。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、RIKプレゼン、Twinmotion、Photoshop、SketchUp)
講評
異なるテイストの景色を中間領域として配したリビングの空間で調和させている見事な作品です。リアリティを感じさせながらも現実的すぎない表現の感性は、この「間」の魅力と感じます。意匠照明のレイアウトやダウンライトの計画も現実的でありながら洗練されており、空間全体の完成度を高めています。(菊原 啓子)
テクニック賞
悠然と佇む【福井】スリービー工業株式会社 西川 美希
作品説明
住まいの中心に自然を迎え入れることで、日常の中に深呼吸できる時間を創りたいという思いから生まれました。室内でありながら開放感を両立させるため、吹き抜けを設けて樹木に視線が集まるようレイアウトにも工夫を重ね、光の色温度・素材感・影の落ち方にこだわりました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
直線的な建築ライン「静」に対し、不規則に暴れた幹のライン「動」が有機的なコントラストを生み出しています。天窓を設け外光を取り入れた吹き抜けの圧倒的解放感を最大限に活かし、現代的な和の美学を凝縮した素晴らしい空間を描き切っています。(赤坂 泰一)
夕日が包むドライガーデン【和歌山】garden&exterior Kokia 高澤 章子
作品説明
夕日が沈む瞬間、カフェにあるドライガーデンの照明が輝きだし、アガベやサボテンがライトアップされていきます。オレンジの世界を表現するため、照明の位置や暖かみのある光、太陽の位置(影)を工夫しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
一日の仕事が終わり昼から夜へと変化する空の色を眺めながらこんな素敵なカフェで過ごせたらどんなに素敵なことでしょう。そう思わせてくれる作品になっています。特別な演出はありませんがオレンジに染まりながら刻一刻と変化していく庭の空気感がとても良く表現されています。(古橋 宜昌)
茜【山口】PHs株式会社 石野 早織
作品説明
目隠し下に忍ばせたのは赤みの強いラインライト。一番この外構が映える背景は夕焼け空だと考えました。光と陰影の化学反応を楽しみながら入力したパースです。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
トワイライトの青みを帯びた空を背景に、シンプルな住宅の輪郭が美しく浮かび上がっています。印象的なのは、浮いた塀の意匠の面白さ、浮いた塀の下の灯りが奥行き感の演出しています。手前の塗り門塀と浮いた塀とのバランスが絶妙です。光の演出が、昼とは異なる表現を見せるトワイライトの時間帯に、その魅力が一層際立てています。(赤坂 泰一)
香る藺草 透ける庭。【神奈川】積水ハウス株式会社 山田 さゆり
作品説明
和の静けさを表現したかったので色味や光を押さえ、明るさを出しすぎないように意識しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
シンプルで安定感のある構図の作品です。組子細工の緻密な欄間の意匠 落ち着いた明るさの室内と外部との明暗差がよく描かれております。少し残念点として、植栽に何か変化を付けて上げる事と、背後の竹垣をもっと精緻に描いていればもっと良い作品となると思います。(赤坂 泰一)
車好きが集まる邸宅【愛知】市來崎 真梨子
作品説明
中央の階段は手前側から奥に上るにつれて踏幅を少しずつ狭くし、より奥行き感が出る階段に仕上げています。階段の裏側も自然なたわみを作り、曲線を強調した階段に仕上げました。手摺は特に難しく、丸でも楕円でもない微妙なカーブを階段の高さに合わせて仕上げる必要がある為、3D画面上で少しずつ曲がり具合の微調整を行い、全景を、レンダリングで仕上がりを確認しながら作りました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、RIKプレゼン)
講評
この螺旋階段は凝った作りになっていますね。平面図や立面図だけではこの造形は決して説明できないと思いますが、CADによるリアルなパースで複雑な形状がとても分かりやすく表現されています。螺旋階段の横に落葉樹を植えることで高さの違う目線で観察が出来るのでとても良い提案だと思います。(古橋 宜昌)
ペットと共に過ごす、食事でもてなす空間【大阪】株式会社ナテックス 高垣 光志
作品説明
ペットとの共生、アウトドアダイニング(リビング)を2大テーマに設定し、少子高齢化と働き方の変化(リモートワーク、在宅時間増加等)に合わせた屋外空間の魅力について考え、提案にまとめたものです。プランニングに時間をかけたのは、当然ですが。パースのアングル、構図をチェックし調整をしながら、各要素(人物、犬、植物、照明、壁、床…)がそこにある事のバランスを考え、何度もサイズ、位置、高さを調整しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12)
講評
アウトドアリビング、ワーキング、ペットとの共生としての機能を十分考慮されデザインとして転化落とし込みが素晴らしい。照明に関してもこのプランの大きな特長でしょうか。多灯分散によって空間に陰影が生まれ、空間のアクセントとなり奥行きを演出しつつシーンに応じて部屋全体の明るさを調整できる設え。構図バランスも二点透視図のお手本のようなアングルが住まい手にとってリアル感を感じていただけるかと思います。(富田 絵里香)
テクニック賞
皐月彩る、水の庭園【山口】有限会社エクステリアの森 三好 俊典
作品説明
滝の躍動感と縁側の静けさ、そして咲き誇る花々。対照的な要素を調和させ、日本の四季を五感で感じられる空間を演出しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
動きを感じる仕掛けが随所に散りばめられており、躍動感を感じる作品です。細やかなつくり込みや小物の配置にも繊細な配慮が感じられ、全体の品の良さにもつながっています。色味も少し大人な色気を感じる仕上がりになっており、独自の世界観が表現されています。(松井 信)
雨上がりの日の出【埼玉】旭化成ホームズコンストラクション株式会社 相澤 美和子
作品説明
雨上がりの澄み切った空に地平線から太陽が昇り、一瞬で夜から朝に変わるその数秒間の光の加減を表現してみたく、時刻設定と水たまりの加減に気を使いました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
朝になったばかりで夜の余韻が残ったポール照明の光が雨上がりの濡れた床面に映り込む情景が、雨の匂いが残る澄んだ空気感の夜の終わりと爽やかな1日の始まりが絶妙に入り混じった瞬間が切り取られ、人の琴線に触れる情調を感じられる素敵な作品かと思います。(富田 絵里香)
その他
オーバー60賞
至福のガレージメグファクトリー
松田 幸次【山口】
オーバー60賞
ファイヤーピットのあるプライベートガーデンスペースガーデニング株式会社
唐澤 みどり【千葉】
オーバー60賞
寛ぐ庭ノビデザイン
桑原 斉美【広島】
RIKCAD特別賞
Route 66株式会社八ヶ代造園
吉田 悦也【静岡】
新人賞
マジックアワーのサブエントランスカエデスタイル株式会社
愛宕 大輝【福岡】
新人賞
繋ぐ庭ハンワホームズ株式会社
冨田 千紘【大阪】
新人賞
黄昏の青い魔洞窟株式会社ワイドアルミ
佐藤 達也【神奈川】
優秀作品(二次審査通過)
知の拠点へ
メグファクトリー
松田 幸次【山口】
光のストライプが彩る、贅沢な屋外リビング
株式会社GLD-LAB.
笠木 理沙【鳥取】
四季を詠む庭
中部建商株式会社
高柳 奈々【静岡】
ほどく光
株式会社久留米庭苑
北川 めい【福岡】
Calm Beneath Green
Tropic Planners and Landscape
Yap Xuen Z【海外】
葉音を聞く庵
積水ハウス建設九州株式会社
村田 香奈愛【福岡】
Stillness in Motion
Vinlogy Sdn. Bhd.
Khairudin【海外】
境界をほどく
スリービー工業株式会社
奏子 櫻井【福井】
灯の余韻
積水ハウス株式会社
川合 亜沙美【三重】
朝のカフェテラス
積水ハウス株式会社
笠岡 恵美子【広島】
アーチのある庭
株式会社ウエシン
和田 麻紀子【兵庫】
街の樹々との調和したクリニック
積水ハウス株式会社
安藤 康大【愛知】
朝という時間を設計する
旭化成ホームズコンストラクション株式会社
近藤 寿虹【東京】
OWN LIFES
三井ホーム株式会社
奥井 麻子【東京】
秘密の庭の小さなアトリエ
株式会社ワイドアルミ
四元 摩野【神奈川】
プレゼンコンテスト
※ プレゼンコンテストの作品は、サムネールクリックしていただくとPDFで作品のすべてのページをご覧いただけます。優秀賞
自然を内包する家。【宮崎】株式会社サンホーム 土生 敦子
作品説明
住まいのプライバシーを守るクローズ外構ではありながらも、通風性と採光性を取り入れて圧迫感のない空間づくりを意識しました。それぞれの役割を持つ空間を独立させてしまわないように、アプローチで動線を繋ぎ、間を埋めるように植栽を配置することでコンセプトである「自然を内包する家。」を演出しました。植栽の間をゆるやかにくぐりぬけながら、思わず深呼吸がしたくなる庭を意識してデザインしました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
作品テーマと調和した美しいパースが印象的な表紙で、プレゼンへの期待感が自然と高まります。全体を通して構成の流れはスムーズで、コメントの言葉選びや文字サイズ・フォントの設定にも丁寧な配慮が感じられます。さらに、パースのアングルや美しさ、サイズ感のバランスも素晴らしく、各要素が互いを引き立て合いながら、資料全体として非常に完成度の高いプレゼンに仕上がっています。(福元 敬子)
優秀賞
木漏れ日と夜の息吹【鳥取】株式会社GLD-LAB. グエン・バ タン
作品説明
丘陵の起伏を活かし、建築と自然が融け合う計画です。地形を平らにならさず、斜面に沿った階段で緩やかな動線を生むことで、周囲の景観との一体感を創出しました。南側の庭からは、重なり合う木々の隙間から柔らかな木漏れ日が降り注ぎます。地形の個性を引き継いだ空間は、訪れる人を自然の懐へ招き入れ、静かな安らぎと落ち着きを与えます。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Photoshop、D5 Render)
講評
宅地高低差を上手く活かしながら、ナチュラルな空間デザインとして纏められています。モノクロのパースアングルもよく、この場面はインパクトがあり、深基礎や階段周辺は緑の演出も効果的です。全体のレイアウトも手慣れており、書体や大きさも分かり易く、文章も上手く纏められた秀逸な作品と言えます。(藤山 宏)
優秀賞
隣のひと【静岡】中部建商株式会社 高柳 奈々
作品説明
様々な視点から「隣り合う」ものを考えて設計したプレゼンです。隣の「ひと」は「人」であったり「日」であったり。空間として隣り合う存在だけでなく、日々という時間と隣り合うといった視点で、エクステリアの在り方を考えました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、RIKプレゼン)
講評
シンプルですっきりした爽やかなプレゼンに仕上がっています。全体レイアウトや余白スペース、パースアングルも良く、色調も建物含めた壁面の白、車庫天井材や化粧梁スクリーン等の茶系、空の青と全体が纏っています。ファサード壁面構成材も植栽含め高さや位置のバランス感等々がデザインスキルの高さを感じさせます。(藤山 宏)
優秀賞
光が差し込む憩いの家【静岡】中部建商株式会社 佐野 貴亮
作品説明
現代的で洗練されたデザインを採用。カーポートは機能性とデザイン性を兼ね備え、雨の日でも快適に車の乗り降りが可能。アプローチは石材と植栽をバランスよく配置し、自然を感じられる心地よい動線を確保。季節ごとに変化する植栽計画により四季の移ろいを楽しむことができる。シンプルながらも細部にこだわり日々の暮らしに豊かさをもたらす住まいとなってる。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Google Gemini)
講評
「工事が進んでいく様子を知りたい」というお客様の要望に着目し、着工から完成までをパースで可視化したアイデアは、これから始まる暮らしへの「ワクワク感」を膨らませる素敵な提案です。作品タイトルである「光が差し込む憩いの家」を印象付けるパースやコメントのバランスを見直すことで、更に完成度の高いプレゼンになります。(福元 敬子)
奨励賞
SEASIDE HOTEL【静岡】中部建商株式会社 筑木 泰三
作品説明
海辺のリゾートホテルをテーマに、道路に面したパブリックな部分は開放的な海を、門周りや庭はホテルの様な高級感や、プライベート感を意識したエクステリアを設計しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、RIKプレゼン)
講評
全体プレゼンはサンプルイメージを交えながら、余白を残しつつ上手く纏められています。ソリッドな陸屋根に呼応した発泡構造体壁面や段差を変えたルーフ等の扱いにも作品に対する拘りを感じます。波と風をイメージした曲線ラインの土間や壁面一部が水平垂直ラインにフィットした、リゾート景観を醸し出しています。(藤山 宏)
奨励賞
あらわれ【石川】積水ハウス建設上信越株式会社 北川 隼也
作品説明
1枚目の外構の迫力、特に魅せ方を意識しました。審査いただくときに感じていただければと思います。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion)
講評
美しい夜景パースは導入として強い印象を与え、プレゼン全体への期待感を効果的に高めています。入居者の癒しとなる外部空間も丁寧に設計されていて、的確なパースでしっかり伝わっています。一方で、魅せ場となるシーンが多いため、作品テーマを基軸に「引き算」「余白」の視点を取り入れることで更に洗練されたプレゼンになります。(福元 敬子)
奨励賞
特等席のある庭【静岡】and eni 樫澤 小夏
作品説明
特等席をお庭の計画の中心にしたプランとなっています。特等席からの景色が特別なものになるようにあえて目隠しをしたり、照明を淡い光におさえたり、足し算・引き算しながら計画しました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、ChatGPT)
講評
作品タイトルに相応しいプレゼンとして仕上がっています。幼いころから慣れ親しんだシーンを更に増幅させる特等席というネーミングもぴったりです。ファサードも上手く纏められており、シンプルな美しさを感じさせてくれます。ご主人様の特等席も含め、ご家族のなかで次世代に承継されていく姿が目に浮かびます。(藤山 宏)
動画コンテスト
優秀賞・テクニック賞
ZEN【東京】新町 尚子
作品説明
禅庭イベントプロモーション提案の動画。プロジェクションマッピングの映像制作にも挑戦。昨夏に訪れた禅寺をテーマにし仮想空間に自分の思いを自由に描きました。Bロールの使い分けにも工夫。苦労点は勅使門と龍(RIK)、背の高い竹林の組み立て(下RIK/上Twinmotionのojt)、枝垂れ桜の制作。音楽に負けないよう迫力のあるエンタメを意識した映像になるよう努めました。動画の展開を楽しんで頂きたいです。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion、After Effects)
講評
オリジナリティあふれる独特な世界観を毎回表現されている作者ですが、今作もその個性が光ります。映像表現の技術力の高さに加えて、空間の切り取り方のアイデアも予想外の展開が続き、本当に素晴らしいです。緻密な質感や計算された陰影が和の「わび・さび」を美しく描き出しており、静止画では伝わらない凛とした空気感まで表現しきった、まさに優秀賞+テクニック賞にふさわしい見事な仕上がりです。(坪井 直也)
優秀賞
Seaside Retreat【千葉】スペースガーデニング株式会社 時友 達人
作品説明
船を使わないと行けないような別荘への道のりを動画で表現しました。都会から隔離された雰囲気を感じるストーリーになっています。難しかった部分は船での移動シーンで、やりたかった方法ではうまくいかず、別の方法で表現しています。全体を通してUnrealEngineの色々なテクニックを使って作った作品です。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD11、Unreal Engine、DaVinci Resolve)
講評
海辺のリゾートの魅力を爽やかに感じさせる作品です。特筆すべきは、手持ちカメラのような演出で、実際にその場にいるかのような臨場感あふれるカメラワークが素晴らしい点です。閉じられたアプローチからテラス、そして広大な海へと視界が一気に開けていくシークエンスは見事。海風にそよぐ植栽や水面のきらめきなど、ここで過ごす豊かな時間を直感的に想像させる優れた映像表現です。(吉村 公良)
優秀賞
最高の「時」を、この場所で。【山口】有限会社エクステリアの森 三好 俊典
作品説明
昼の爽やかな開放感から、夕暮れの情緒、そして夜の静寂へと表情を変える光の演出にこだわりました。ただ豪華なだけでなく、そこに流れる「豊かな時間」そのものをデザインすることを意識し、細部まで作り込みました。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Twinmotion、DaVinci Resolve)
講評
庭が家族の時間を紡ぐ舞台であることを情緒的に描いた作品です。昼から夜への移ろいをドラマチックに見せる構成が秀逸。特に、SE(効果音)を巧みに使う事で、時間の変化や過ごし方の表現が動画の魅力を何倍にも高めてくれています。設計者の「見せたい意図」と映像がシンクロしており、施主の「ここで暮らしたい」という期待感を最大限に高めるエモーショナルなストーリー展開が実現しています。(坪井 直也)
優秀賞
木漏れ日と夜の息吹【鳥取】株式会社GLD-LAB. グエン・バ タン
作品説明
丘陵の起伏を活かし、建築と自然が融け合う計画です。地形を平らにならさず、斜面に沿った階段で緩やかな動線を生むことで、周囲の景観との一体感を創出しました。南側の庭からは、重なり合う木々の隙間から柔らかな木漏れ日が降り注ぎます。地形の個性を引き継いだ空間は、訪れる人を自然の懐へ招き入れ、静かな安らぎと落ち着きを与えます。(使用ソフト・アプリ:RIKCAD12、Photoshop、D5 Render)
講評
「昼」と「夜」の対照的な表情を、高度なライティングで劇的に対比させています。なにより「ここに住みたい、過ごしてみたい」というワクワクを感じさせる、さりげない演出が見事です。夜のシーンでは、次々と照明が点灯していくことで、照らされた樹木の立体感や壁面の影の魅力が一気に伝わる動画ならではの構成です。設計・照明計画を映像の力で見事に昇華させた、非常に完成度の高い作品です。(吉村 公良)




