ピンチを抜け出すかしこい「断り方」&「謝り方」

うまい言葉の使い方、言い回しでスマートで感じのいい人を目指す!…前回は「お願いする時・質問する時」でしたが今回は覚えておいてソンはない「断り方」と「謝り方」編です。「お断り」が苦手な人も、言い回しを知らないから相手に冷たい印象を持たれてしまう人も少しのコツで角が立たない「断り方」と許してもらえる「謝り方」が身につくかもしれません。

◆すんなり断れる「断り方」

今回は見送らせて下さい。
「今回は」というのがポイントです。次の機会には可能性があると感じさせます。

お役に立てず残念です
はっきり断りながらも相手の気持ちを損なわない定番フレーズ。力になりたいのはやまやまですが、という気持ちが伝わります。

けっこうなお話ではありますが
相手の要求を断らざるを得ないが相手を尊重したい時に使うフレーズ。

お汲み取り下さい
「できません」「無理です」と露骨に言うのはNG。何卒、お汲み取り下さいと言えば当方にとって無理難題であることが伝わります。

ほかのことでしたら、考えられますが
「他のことでしたら」(考える余地がある)と伝えることで「(本題の)この話については考える余地はありません」というニュアンスが伝わります。

時期が時期だけに難しいと思います
なんとも曖昧な表現ですが理由をはっきりさせず「時期」だけを理由にして断る大人のテクニック。

誠に不本意ではございますが
相手の結果に添えかねる時に使う定型句。「不本意」とは「望んだことではない」という意味です。

難しいお話ですね
親しい相手だったら「バカバカしい」と一蹴しそうな話でも、そうも言えない相手に使うフレーズ。「わかりました」と同意もせず「お話になりません」と否定もしていないところがポイント。

物理的に無理なようです
ビジネスシーンでの「物理的」という言葉には時間、人員、能力などさまざまな要素が含まれます。「決して引き受けるのがイヤなのではない」というニュアンスを出すことがポイントです。

お話は承りました
なにかを要求された時、すぐに答えたくない時につかうフレーズ。「承りました」だけだと「承知」の意思にとられてしまうので「お話は」をつけてぼかすのが重要です。

◆これだけは覚えておきたい「丁重な謝り方」

お詫びの言葉もありません
あまりに申し訳なくて表現できないほど詫びる気持ちが強いことを表現するフレーズです。

陳謝いたします
公式の場で謝罪する時によく使うフレーズ。事情を述べて謝罪する時に使います。

肝に銘じます
謝罪と反省の気持ちを同時に表現できるフレーズ。

まったく私の認識不足で
こちらに非があったことを認める場合、また非はなくとも下手に出なければならない時に使います。

申し開きのできないことです
完全にこちら側に落ち度があった時に使うフレーズ。深い謝意や反省の気持ちを表す言葉で「弁解の余地もない」と同じ意味です。

今後はこのような不手際がないよう
場合によっては謝罪したあと今後反省をふまえてどうするかまで伝えることが必要な場面があります。ただ、この言葉は小さな不手際には使えますが、取り返しのつかない大失敗には使えません。

考えが及びませんでした
気を付けていなかったわけではないが予想を超えた事態だった、という場合に多く使われます。

非礼の数々、お許し下さい
自分の態度や言葉に失礼があった時、また部下の過失を上司が相手に謝る時に使うフレーズです。

とんだ失態を演じてしまいまして
「失態を演じる」は「ひどく体裁の悪いことをする」という意味。自分の失態だけではなく部下や身内のミスに対しても使います。

◆クレーム対応を丸くおさめる「謝り方」

さっそく飛んでまいりました
ミスをしても大切なのはその後のフォローの仕方。「すみませんでした」と謝るだけではなくとにかく直接会って頭を下げることが肝心。そういう場面で使うフレーズです。

ご指摘の通りです
取引先や上司から叱られているとき「はい」「すみません」ばかりではなく「ご指摘の通りです」「おっしゃるとおりです」と話をきちんと理解している姿勢を伝える言葉です。

早急に原因を究明いたします
責任の所在よりまず、原因の究明が必要な場合に用いる言葉です。

ご指摘いただかなければ気づきませんでした
「教えていただいてありがとうございます」という気持ちが伝わるフレーズ。人間関係を円満に保つコツでもあります。

スマートに断るための「断り方」と誠意を伝える「謝り方」をご紹介しました。ちょっと意識的に身に付けて、いざというときにパッと使えるようにしたいですよね。

 

出典・できる大人のモノの言い方大全【話題の達人倶楽部】