プロが教える、外構・エクステリアの設計ポイント【玄関ポーチ編】


エクステリアや外構を設計・デザインするときに押さえておきたいポイントを解説します!(2019年2月に開催されたセミナー”建築を設計する時におさえておきたい庭・外構のポイント”より。講師は福元敬子氏)

家の建築が完了後に施主様が外構業者を探して依頼したり、ハウスメーカーから提携の外構業者を紹介されたりと様々な場合がありますが、家の完成後に外構やエクステリア工事に入ることがほとんどです。

その際、玄関ポーチは家の一部として外構工事の前に施工が完了していることが多いです。いざ外構設計をして確認すると、施主様が「もっと玄関ポーチ広い方がよかったのかも…」と気づく場合が多いのだとか。


玄関ポーチのサイズはとても重要です。外構計画に影響がある部分で、内と外をつなげるハブのような役割の場所です。よく作られる900サイズの玄関ポーチは生活しだすと「狭い」「使いづらい」と感じるお客様が実に多いそうです。ですが、玄関ポーチは大抵は家の施工時につくられています。外構工事の時に「ポーチを広く変えたい」という要望が出たとしても、壊して再度サイズを大きく作り直すことはコストの面できびしいのが現状です。できれば右の画像のような広めのポーチ、1200は欲しいところです。

ドアの吊元の方が広くなってたりする場合もあります。家の中を見るとシュークローゼットなどがあるからそれを優先させたんだろうと理解できるのですが、これもポーチがもう少し広いと使い勝手が違ってくると思います。


また、ポーチ前に階段を設置しなければいけない場合もは階段とポーチとを一緒に設計した方が良い場合もあり、こういう時はポーチがない方が助かるのにな…と思うことも。家の施工が始まる前にお客様が外構の打ち合わせができる時は、ポーチの下地処理だけしてもらって、施工は外構計画と合わせた方がいいかもしれません。

間口の広い玄関が真ん中に位置している場合などですと、門の位置からの導線計画がかわってきます。外の部分の導線も考えないと外構ができあがってから歩きにくい導線になってしまう可能性も。建築の段階で色んな外構計画が想定されるケースの物件なら、ポーチは家と同時に施工せずにやはり、外構工事の時に施工するようにしたり、下地処理だけに留めておいた方が無難です。


玄関ポーチのサイズはとても重要で外構計画に影響を及ぼす

よく作られる900サイズの玄関ポーチは「狭い」「使いづらい」と感じるお客様が多い

玄関ポーチは外構計画との関連性が大きいためサイズや形状など門やアプローチの計画を考慮して計画す