住宅のテイストに合わせて植栽を選ぶのは当然。テイスト別オススメ植栽


建物や外構のテイストによって植える植栽を変えるのもデザインの大きな重要ポイントになります。南欧風の住宅やエクステリアに思い切りアジアンテイストな植栽が植わっていると違和感ありますよね。住宅テイスト別に合う庭、そのお庭に合うオススメ植栽をご紹介します。

◆和モダン住宅には和モダンテイストの庭◆

画像出典: the-season.net
基本的にシンプルでスッキリと仕上げられることの多い和モダンテイスト。低木類も曲線的な起伏を持つ刈り込みではなく、直線・整形的に仕上げるとよりモダンになります。そんな和モダンに合うのは…高木はアオダモ、ハウチワカエデ、ゴヨウマツなど。中木はソヨゴ、ヤブツバキ、リキュウバイなど。低木はヒメクチナシ、クサツゲ、ヤブラン、ヘデラ類など。

◆和風建築にも洋風建築にも雑木林風テイストの庭◆

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ナチュラルな雰囲気の野の趣のある雑木林風テイストは和風建築から洋風建築まで幅広く対応できます。カラーリーフ系やカラフルな彩りの花は極力抑えて、四季の移ろいを新緑、紅葉、黄葉、実の色などで感じさせるのがポイントです。高木は株立ち樹を中心に構成し、低木もあまり密集させずに適度に散らし、野の趣のある山野草を配するのも効果的です。高木ならアラカシ、コナラ、クヌギ、クロモジ、ヤマボウシ、アオダモなど。中木ならニシキギ、マンサク、カクレミノ、シャラ、ヤブツバキなど。低木ならハギ、トサミズキ、クマザサ、ヤマブキ、シモツケなど。

◆英国風住宅にはイングリッシュガーデン◆

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レンガ貼りや石貼りなどの重厚感とクラシックな雰囲気の漂う住宅には庭の構成も落ち着いた雰囲気が求められます。その一方でイングリッシュガーデンのような宿根草を主体とした彩りのある空間演出も必要です。高木ならドイツトウヒ、モミ、カラーリーフ系、イチイ、タラヨウ、アカシアフリーシア、ノルウェーカエデなど。中木ならスモークツリー、ローズダリス、エメラルド、ハナズオウなど。低木ならバラ、西洋シャクナゲ、サラサドウダン、ギンバイカ、ローズマリー、ツゲ、ラベンダーなど。

◆モダン・和モダン・エスニックテイストの住宅にはアジアンテイストのお庭◆

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エスニックなテイストはもちろんのこと、意外とモダンや和モダン住宅にもしっくり合うアジアンテイストのお庭。亜熱帯風の空間を演出するには木柵などで中庭的空間を作り、樹木もあまり多すぎない方がよいです。大きめの葉で葉に光沢感を持つような植物や、ヤシ類やバンブー類を中心に構成します。またリゾート感覚を取り入れるために、水鉢や池、噴水など水景との組み合わせも最適です。高木ならザクロ、サルスベリ、ネム、タイサンボク、タラヨウ、シュロなど。中木ならムクゲ、ギョリュウ、ヤツデ、シュロチク、ホウオウチクなど。低木ならアオキ、セイヨウナンテン、クサソテツ、ラミューム、スイレン、パピルス、ハスなど。

◆南欧・地中海テイスト住宅には南欧風のお庭◆

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青い空、白い壁、乾燥して暖かいというイメージ構成での空間演出が求められる南欧風。樹木の葉は明るい雰囲気を持つオリーブ、ミモザなどのカラーリーフ系、濃い緑の葉を持つレモンなどの柑橘類を中心に構成します。ヤシ類やドラセナなどの特殊樹も適しています。花の色はビビッドな黄色から白まで対応できますが、赤色はポイント使いにするのが効果的です。高木ならアカシアフリーシア、ミモザ、ネム、ベニバナトチノキ、ドラセナ、ワシントニアヤシ、ベニバスモモなど。中木ならキョウチクトウ、スモークツリー(赤葉)、ノウゼンカズラ、オリーブ、レモンなど。低木ならエニシダ、グラス類、ニューサイラン、ローズマリー、ギンバイカ、ラベンダーなど。

◆北欧風住宅には北欧テイストのお庭◆

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大人気の北欧テイストの住宅ですが、北欧風の庭はできるだけシンプルであっさりとまとめて、樹木もモミ、トウヒなどの針葉樹中心で構成していきます。低木も地被もできるだけ種類を少なくし、すっきりとまとめます。ポイント的に銀青色の葉を持つピセアプンゲンスなどの針葉樹を用いて効果的に演出します。高木ならセンペルセコイア、モミ、アカエゾマツ、ピセアプンゲンス、ブルーアイス、ピンオークなど。中木ならコノテガシワ、西洋シャクナゲ、ローズダリス、コニカ、ライラックなど。低木ならエリカ類、フィリフェラオーリア、バーハーバーなど。

参考文献:プロが教える住宅の植栽/藤山宏著