2022年度受賞作品
P2022
RIKコンテスト

リックパースコンテスト2022受賞作品

概要

2022年1月、第12回目となる「リックパースコンテスト2022」を開催。今回も全国のRIKCADユーザーおよびRIK製品をご利用頂いている皆様から数々の力作をご応募いただきました。お忙しい中、非常に多くのご応募を頂き、誠にありがとうございました。
リックパースコンテストはエクステリアパースの品質を競う場であると同時に、「RIKCADパースマイスター」を認定するコンテストでもあります。
今回もRIKCADを駆使し、パースの美しさはもちろん、施主への提案を前提とした表現(生活空間とのつながりを重視した表現、現場写真との合成パース等)、CADだからこそ可能な表現・テクニックを競っていただきました。
なお、パースで表現しきれない部分は動画だとより伝わる場合もあるため、プレゼン動画による表現力の向上をテーマに、今回も動画部門を設置しております。
二次審査まで弊社内で審査し、その後審査員による最終審査を行いました。当作品集では二次審査通過作品(優秀作品)から各賞受賞作品まで掲載いたしております。
ぜひ、想いの詰まった個性豊かな作品の数々を、じっくりご覧いただき、今後の参考にしていただければ幸いです。

※ 今回はランドスケープ大賞、実物件パース大賞の該当作品はなしという結果となりました。

総合大賞 グランプリ

雨上がりの庭

【広島】ノビデザイン 桑原 斉美

講評

逆光でインパクトのあるパースです。ほぼ左右対称の構図の中で、右寄りに陽の光が輝いているところが非常に効果的です。左手の壁際に近景の緑ではっきりした奥行き感を、右手は近景、中景の緑が重なり合い弱い遠近感で、左右の違う画像の演出は絵になるバランスがとれており、とても素晴らしい作品になっています。(松下 高弘)

作品説明

雨が上がり、日が差してきた瞬間を表現しました。 読書など庭で時間を過ごす空間があればと思い作成しました。 ポイントとして、H鋼のフレームでフォーカルポイントを強調しつつ、 あえて逆光で太陽の光を石敷きのテラスにスポットライトとして当てています。 近景は、敷石や木材の表面の凸凹や、ガラスの反射など、 素材の質感を表現し調節しました。 落ち着かない日々が続く中、明るい未来が訪れますよう願いを込めて。

ファサード大賞

未来予想図アプローチ【静岡】中部建商株式会社 佐野 貴亮

講評

直線で構成されるエクステリア構造物が多い中で柔らかい曲線をモチーフにデザインされたオリジナリティー溢れる作品です。但し、単に曲線だけでまとめると可愛らしい雰囲気なりがちですが、この作品は壁やフレームのシャープな直線を活かすことで建物との調和も図られておりクールな作品となっています。(古橋 宜昌)

作品説明

他にはないデザインにする為に月のクレーターをモチーフに床面には柔らかいラインを使いました。エクステリアのアイテムには建物のエッジを利かす為にガラス仕込みのシンボリックな袖壁を提案し、エッジや近未来感の冷たさを表現しトータルバランスが良くなるように調整しました。

和風大賞・新人賞

憩い【長野】株式会社ニッコー 池上 晴希

講評

室内と庭との中間領域の土間。ありそうでなかった素敵な和風インナーテラスは季節や時間の移ろいを存分に楽しめます。繊細な影と光の表現が、土間の先に広がる和の庭を想像させます。新人賞の作品とは思えない発想とクオリティに驚かされました。(福元 敬子)

作品説明

簾や竹でできる影に力を入れた作品です。広い庭で少し日常的ではない空間というコンセプトで作成しましたが、庭の石を一つ一つ調整したのが大変でした。

ライティング大賞

石と影【山口】有限会社エクステリアの森 三好 俊典

講評

「明鏡止水」の空間にいざなう施設内の「光と影」を演出した秀逸な作品で、作者の想いの凄ささえ感じさせます。光と影の見せ方も効果的で随所にスキルの高さが見てとれ、特に波のように見える辺り、手描きと異なりCADにての表現力の高さが感じられ、まさに大賞に相応しいといえます。(藤山 宏)

作品説明

屋外なのか屋内なのか不思議な感覚になる風景をイメージしました。石材を多く使用し壁や床、景石等いろいろな表現をしてみました。影はただ映すのではなく、見せる影を演出してます。

ファンタジー大賞

綿津見線 下り ニライカナイ行き【千葉】 熊澤 潤

講評

某アニメ映画の海の中を走るレトロな電車を想像させる絵にとても惹かれます。車内の壁、座席、つり広告など丁寧に作りこまれていて、ホームにある案内板の特別急行(特急の正式名称)の表示がとても好きです。青空と水に浮かぶ座席とレトロな車内との対比も面白く、理想郷へ導く架線を模した鳥居の発想も秀逸です。(赤坂 泰一)

作品説明

遠く海の彼方にあるとされる理想郷「ニライカナイ」へと向かう列車に、女の子が乗り込んだシーンを描いてみました。リアルな雰囲気が伝わるよう、実際の車両を参考に座席・壁・窓・その他のパーツをひとつひとつ作りました。列車自体の奥行きとさらにその先に続く鳥居で、遠近感をしっかり出せるよう工夫しました。

プレゼンボード大賞

曖昧【群馬】株式会社ナテックス 今泉 公志

講評

プレゼン手法に秀逸なスキルをお持ちと推察され、発信したい内容がA2ボードに凝縮された、大賞に相応しい作品です。パースアングルも良く、クオリティの高さが感じられ、断面図による各階層の繋がりから動線や水盤からの涼しげな風の流れが、あたかもその空間にいるような空気感を感じさせています。(藤山 宏)

作品説明

この一枚のプレゼンボードで高低差を利用したプライバシーと環境のコントロールをどう伝えるかを考えた構成。色で陽射、冷却、動線を表現し、文字で最小限の情報を最大限に伝える言葉選び。わかりやすさとデザインのバランスがはまった一枚。

優秀賞

風にさそわれて【神奈川】エクステリア&ガーデン設計室coniwa 藤﨑 香奈子

作品説明

滞在型のヴィラでゆったり過ごす上質な時間。やわらかい風にカーテンが揺れ思わず庭に出たくなる、そんなシーンです。カーテンはメッシュとモルフを使って自作しています。外と室内のコントラスト、差し込む光の空気感、遠景に見える樹々の雰囲気などを何度も微調整しながら作りこみました。

講評

新緑が美しい庭を眺めながら、優しい風や光に包まれ心穏やかに過ごす贅沢で上質な時間。樹木や影の描写、特にカーテンの描写は凄い!作品に引き込まれ五感を刺激され癒されました。各所のつくり込みのテクニックの凄さはもちろんですが、ベースにあるプラン自体の素晴らしさと伝えるための見せ方やアングルなど、ベース部分の実力があってこその素敵な作品です。(福元 敬子)

傾斜地の庭【静岡】株式会社八ヶ代造園 吉田 悦也

作品説明

高低差のある傾斜地にアプローチとなる浮遊階段と、その落差を利用した滝・水盤を表現しました。滝の落差を二段にしたり、浮遊階段の段数を増やしたりする事で、一目で高低差が分かる迫力ある構図としました。また構造物と植栽が美しく調和するように、高木の高さや低木・地被植物の色合いに気を使いながら自然風に植栽を配置しましたので、そこを評価していただけましたら嬉しいです。

講評

高低差のあるアプローチ空間を最大限に活かす様、複雑な壁で構成した滝や水盤により迫力のある作品になっています。二方向に繋がる浮遊感のあるステップも上手くレイアウトされていて歩いても楽しそうです。また、高木や低木などの配植のバランスも絶妙で照明効果も自然な感じに表現されています。(古橋 宜昌)

藤棚の回廊と橋のある風景【神奈川】空間構成研究室 市来 敬子

作品説明

自宅の崖崩れ防止工事に伴い、樹木が伐採され、眺めが大きく変わりました。その眺めを楽しむための場所を創造してみました。(背景画像は、自宅のベランダから撮ったものです。)藤棚やアイビーの表現が難しく、苦労しました。

講評

影の部分に斜の掛かって絵画風に描かれた「景」、橋の欄干などの透かしブロックの質感が何とも柔らかに表現され、作者のセンスの良さを感じさせてくれます。藤棚から垂れ下がる藤の花が奥行き感を与えています。手前の深目地の石貼りが絵全体のバランス取りに効果的に働いています。(赤坂 泰一)

温室のある家【静岡】株式会社アーキエイト 金丸 佳織

作品説明

子供の頃に夢描いていた、ガラス温室のある家を表現してみました。真冬の黄昏時、西日の差した温室内の温かい空気感を再現したくて、照明の色、位置、強さを調節するのが難しかったです。

講評

手前の天井は真っ黒にして遠景の夕景を紫とピンク、黄色で構成した配色は神秘的で、画家のレンブラントの絵のようにコントラストが効いていて、大変なインパクトがあります。微妙な光源設定で違和感のない陰影効果は好感が持てます。(松下 高弘)

秋涼【千葉】スペースガーデニング株式会社 中村 可奈

作品説明

暑さ残る9月半ば。テレワークに終わりは見えずいつの間にか夕日が差し込んでくる。本日何杯めかのコーヒーと書類の山。うっかりつけっぱなしにしたクーラーで冷え切った部屋のよどんだ空気と、凝り固まった体を開放すべく窓を開ける。むせるような草葉の匂いと肌にまとわりつくような湿った空気と熱気。そんな日常の一コマを想像して作成しました。全体的に部屋の中のトーンを抑え、光が映えるように調整しました。

講評

夕暮れの薄暗い室内に差し込む夕日がとても自然に表現されている作品です。部屋の中はまだ明かりがついておらず薄暗いのに壁や梁、置かれているインテリアの質感が伝わるよう明るさを上手に調整し、陽が当たっているテーブルの上の無造作に置かれた小物の作り込みや配置に作者のこだわりが感じられます。(古橋 宜昌)

新人賞

潮騒【東京】ヒューマンヤード株式会社 酒井 環

作品説明

非日常を感じるためのリゾートハウス。都会にはない自然を近くで満喫でき、愛しい人と共に朝日を浴びながら一日の始まりを…。波の音を聴きながら心静かな時間を過ごせる空間をイメージ。

講評

朝もやの海と山、しっとりした建物は、涼し気な空気を感じる雰囲気が絶妙です。前者の空気遠近、後者の重ね遠近のバランスがとてもよく表現できています。海の微妙な波、建物周辺の樹木の輪郭や空が抜けて見える表現は、自然で素適です。(松下 高弘)

草屋根の家の夕景【兵庫】株式会社グリーンテリア 野中 めぐみ

作品説明

グラスが夕日に染まり柔らかく輝くような夕景をイメージして描きました。

講評

アングルも良く、オーナメントグラス類を中心に少しもの寂しい秋の夕景が上手く表現されています。グラスの表現もフォルムや色味などに変化をつけ、よりシーンに溶け込んだ印象を与えています。手前の錆びたバリケードや石貼の色ムラ等、作者の拘りを感じさせる良質な作品といえます。(藤山 宏)

星空日和【大阪】株式会社カレントスペース 金尾 和

作品説明

とある惑星の湖のほとりにあるcafé。星や三日月の欠片を使ったメニューが人気です。昨日からの流星群のお陰で今夜は大量の星達が水晶林に引っ掛かり、店長もお客さん達も大喜びです…そんな物語を想像しながら作成しました。「宇宙」「鉱物」「ロボット」などイメージするものを組み合せました。お店の壁にあるプレートには宇宙に関連するものを、メニューの看板はこのお店の為に作りました。

講評

ファンタジーの本流ともいえる空想の世界が上手く表現されている作品です。水晶の林という発想も面白く、手前の水晶から中景、湖に連なる山なみと遠近感も上手く出ています。全体カラースキームも上手く纏められ、惑星環から夜空に広がるパープルカラーが幻想的なシーンを醸しだしています。(藤山 宏)

Lのデザイン【福岡】有限会社シンセイ産業 中村 穂高

作品説明

L字にクランクさせたアプローチにもともと魅力を感じていました。アプローチ、階段、門柱、様々な所にL字のデザインしていくことで、L字から生まれる魅力を多く発見することができました。本プランはその集大成に近いものになるようプランニングしました。派手で豪華なプランではありませんが、細かいところにデザイン意図が存在しています。プレゼンボードは、そのデザイン意図が伝わるようにレイアウトしました。

講評

シンプルなプランですが、設計意図をシンプルに記すことで、プレゼンボードの説得力をとても高めています。各場面のパースの切り取り方も上手です。この作品の設計意図は、普段設計を行う上で何も考えずに自然に描いてしまう事柄かと思いますが、実際の文字にすると、大きな説得力を持つようになる事を、再認識させられました。(赤坂 泰一)

4SEASONS【大阪】積和建設関西株式会社 下山 まり

作品説明

外にお出かけしなくても、春夏秋冬をお家で愉しめる提案です。四季折々を感じるものにしたかったので、主に庭部分に絞り、同じアングルから季節を変化させたパースを作成しました。

講評

樹木の新緑と紅葉でファサードの季節の景を提案し、春夏秋冬の4シーズンで庭のシーンや楽しみ方を提案されたおしゃれなプレゼンボード。春のシーンではベビーベッドがあったリビングが、冬には落ち着いたソファーと木馬に、インテリアの変化からも時間経過を表現する遊び心ある演出です。夏と秋の俯瞰したアングルは全体の様子がわかってよいですが、庭で過ごすイメージをよりイメージできるアイレベルのパースがあると、さらに魅力的な提案書になると思います。(福元 敬子)

奨励賞

NIGHTCAFE【静岡】中部建商株式会社 成岡 幸

作品説明

ゆったりと時間が流れているような空間を意識しました。店内の照明は必要最小限にし、外からの光を楽しめるように影が映りこむようにしました。

オーバー60賞

ドームテントのある夜のリゾートガーデン【茨城】ChannelGarden 晝場 えり子

作品説明

ドームテントの写真を見て、作ってみたくなって作りました。水の色、反射などに苦心しました。何度も何度も設定を変えて試していたので、何をどうすればこうなるのかもはやわかりません。夜なのにキラキラと明るい景色を見てください。

乾季のリゾートホテル【岡山】香川産業株式会社 小林 望実

作品説明

アジアのリゾートホテルをイメージしました。手前の建物はプールサイドレストランバーで、奥の建物が宿泊施設のヴィラです。もともとは、ヴィラの部分だけを作っていたのですが作業しながら今の形で完成しました。数年前に行ったタイのリゾートを思い出しながら、また行ける日が来ますように!という思いを込めて作りました。

ムーンロード【宮崎】 山本 美紗代

作品説明

海と繋がるインフィニティプールの水面を照らす月の道、石貼りは傾斜をつけて歩いてプールの中へ入れるように、室内インテリアも表現し、他のアングルも見てみたい気持ちが湧くように工夫しました。デッキの濡れ感、水の流れや透明感、水面の照らし方、植栽のライトアップと、自然な雰囲気へ近づけられるように試行錯誤しました。

ajito【群馬】株式会社ナテックス 今泉 公志

作品説明

CADの機能に頼った効率重視のパース作成。RIK以外の機能は使わず普段の業務にも落とし込めるような方法で描いた一枚。イメージは廃墟となったバブル期に建造されたスノーリゾートを仲間たちでリノベーションしたそのままバックカントリーにドロップできるアジト。RIKCADであれば頭の中に描いたイメージを短時間でアウトプットできる最強ツール。

蛍の光【静岡】株式会社八ヶ代造園 吉田 悦也

作品説明

花火大会の夜、無数の蛍が飛び交う幻想的なイメージを表現しました。蛍をどう表現するかが一番の課題で、ユニマットリックの弊社担当さんからも良いアドバイスをいただきながら仕上げました。蛍の数や位置によっては、水面や空間が白光りしてしまうので調整に大変苦戦しました。最近は蛍が見られる場所も少なくなっていますので「こんな素敵な場所があったら良いな」と思っていただけましたら嬉しいです。

静かな時間【福岡】株式会社久留米庭苑 大塚 みゆき

作品説明

日常は時間に追われ静かな時間を求めたくなります…!ゆっくり時間が過ぎ心も体も満たされてリフレッシュ、そんな空間を演出してみました。

桜の頃【石川】haniwa合同会社 荒岡 明子

作品説明

環水公園の夜の情景をパースで表現しました。夜に浮かび上がる桜や水に映り込む景色など光の使い方に苦労しました。

シノワズリな朝【静岡】中部建商株式会社 奥山 晃代

作品説明

ブルーが基調色の、ちょっぴりシノワズリを意識した部屋です。壁にモクレンの水墨画、紅梅を生けた花瓶を置くなど、落ち着いた中にも明るさのある雰囲気をつくりました。朝の陽が差し込む部屋で、お茶の時間にしましょう。

無題【千葉】スペースガーデニング株式会社 北原 幹仁

作品説明

薄く張った水面に、ライトアップされた荒々しい岩肌と植物たちが、鏡のように映し出され眺めてしまうようなリビングを作りました。ライティングは、水面を照らさないよう、この大自然の中ということを踏まえて、控えめで、落ち着きのあるライティングにしました。

木々の中のカフェ【静岡】中部建商株式会社 高柳 奈々

作品説明

印象的な格子とアーチをシンボルにして、異国のカフェを思わせる空間づくりを意識しました。色味のある素材や濃淡のある素材を奥行を意識しながら配置することで、開放的でも空間の層を感じられるようこだわりました。

茶室ときどき隠れ家【石川】haniwa合同会社 荒岡 明子

作品説明

茶室のある邸宅は限られているかと思いますがお家時間の増える中、最高の癒しの空間だなあと思い茶室でごろんとした時の景色を表現してみました。薄暗い茶室の中から見える光や陰影、障子に映る下地窓、水の光の反射など空気感を大切にしました。

昼夜表情を変えるシンボリックな建物【岡山】積水ハウス株式会社 酒井 加奈子

作品説明

沿道に植栽帯と自然石を設け、街の景観形成に寄与すると共に、物件の高級感を演出します。夜になると建物周りがライトアップされ建物の印象を高め、昼夜表情を変えるシンボリックな建物となることを目指しました。

書斎と初夏の庭【神奈川】株式会社ワイドアルミ 四元 摩野

作品説明

週末は美味しいお茶を淹れて、趣味の本を読み、たまには顔を上げて庭を眺めて休憩を。書斎の窓を開けると、若々しい緑が映えるナチュラルガーデンが広がります。静かな書斎の窓を額縁に見立て、春から初夏の、明るく瑞々しい庭を表現しました。岩と緑、自然物と人工物のバランスが難しかったのですが、自然の形を生かした起伏のある庭を描くのはとても楽しかったです。

扉の向こう【兵庫】株式会社ウエシン 和田 麻紀子

作品説明

シークレットガーデンのつもりでしたが、門扉を鋳物風にしたらあまりシークレット感が感じられませんでしたが、扉の手前は ピンクや青系の花、扉の向こうはホワイトガーデンです。

林縁のアウトドアリビングガーデン【兵庫】山中育樹園株式会社 山中 康太

作品説明

林縁に佇む、アウトドアリビングガーデンをイメージしてつくりました。大きな樹冠を抜けて、ちらちらと光が差し込んでくる様子を表現しています。細格子のパーゴラや石畳に光が落ちる様子を、太陽の方向を調整しながら自然に見えるように工夫しています。

紫陽花の庭【広島】ノビデザイン 桑原 斉美

作品説明

6月紫陽花の咲く庭、雨上がりのしっとりとした庭の情景を切り取ってみました。自然石の質感や植栽の配置を吟味し、3D樹木は光を通す半透明な葉を表現しました。添景物である鉄の雪見灯籠はモルフ等を使い、少し錆びた質感で作成しました。

夕暮れのカフェ~古都にて~【東京】ヒューマンヤード株式会社 小澤 優理

作品説明

いつか行った旅先のイメージを頭の中で膨らましパースにしました。荘厳な雰囲気での優雅なティータイムは、旅の疲れも忘れ、これからのことを語り合うには充分すぎる時間でした。コロナが収束し、また記憶を重ねられる日を待ちます。

霧がかった渡り廊下【福岡】積和建設九州株式会社 川野 弥紗

作品説明

厳かで神秘的な雰囲気を出すため、霧がかったパースにしました。光源で樹木に光を当て、雲間から光が差しているような表現にしてみました。廊下の木材は少しでも立体的に見えるようあえてずらしてあります。

水と光と影と【千葉】株式会社日立リアルエステートパートナーズ 佐々木 千穂

作品説明

水の音に癒される。風の梵に癒される。光の空間に癒される。このパースから音や風を感じられたらと思いました。

フロントガーデン カースペース【三重】株式会社ビバホーム 鯖戸 美己

作品説明

4台用カースペースとサンルームとアプローチ。ホワイト・シルバーを基調とし、明るいシンプルなフロントガーデンに。開放的なイメージで快晴の青空が似合うエクステリア。

銀河鉄道の夜【千葉】株式会社日立リアルエステートパートナーズ 佐々木 千穂

作品説明

銀河鉄道が走る夜、地球はざわつく。どこからともなく集まった妖精がテディベアとお話してます。

ゆるいキャンプ【千葉】レイアウトデザイン株式会社 針替 幸治

作品説明

今後も使うことのなさそうな錦鯉と滝とテント屋根とカブで最近流行りのソロキャンを表現してみました。崖のえぐれ感や、水際と砂利の部分に芝生がまばらに生える割合にこだわりました。

MEN’S SECRET BASE【静岡】中部建商株式会社 筑木 泰三

作品説明

宝箱の蓋を開けるように、ゲートをガタガタ開ける瞬間からテンションが上がる、自分の大好きな物を詰め込んだ、大人の秘密基地。自分の趣味を、家族にも邪魔されず楽しめる、離れの様な空間を設計しました。3dwarehouseで様々なオブジェクトを取り込み、華やかで面白いパースに出来たと思います。

朝日と共に海へ行こう【神奈川】エクステリア&ガーデン設計室coniwa 藤﨑 香奈子

作品説明

サーフィン、バイク、アウトドア、憧れていた趣味の暮らしを実現する大人のためのサーファーズハウスです。ガーデンでの過ごし方をメインに、ワクワクするような暮らしが想像できるプレゼンボードを作成しました。よりイメージが湧きやすいようにプレゼン動画URLを掲載しています。

アルミニウムとコンクリート【愛媛】積和建設四国株式会社 丸口 元春

作品説明

アルミニウムの繊細さ、コンクリートの重厚感、軽やかな植栽との組み合わせを1枚のプレゼンに表現しました。リアルな光・質感を落とし込むことで、日常の中の非日常を感じられるようなプレゼンボードを目指しました。

その他

オーバー60賞

エクステリア&ガーデンから世界を相手に有限会社エクステリアの森
松田 幸次【山口】

新人賞

やすらぎのひととき
中村 彩乃【千葉】

新人賞

神の住まう地有限会社シンセイ産業
久野 倫果【福岡】

学生部門大賞

地産地消レストラン~Local Diner~E&Gアカデミー
佐藤 由幸【東京】

優秀作品(二次審査通過)

四季を感じる浮遊階段

株式会社八ヶ代造園
吉田 悦也【静岡】

誰もいないリビング

ガーデンエクステリアオーシャン
大柴 美穂【兵庫】

朝焼け

スペースガーデニング株式会社
北原 幹仁【千葉】

とあるログハウスの夕暮れ

ハマニグリーンパーク有限会社
太田 亜紀子【静岡】

ビーチテラス

株式会社ガーデンスタイル
田中 隆志【新潟】

緑のリビングデッキ

株式会社大沢ガーデン
武居 ゆりの【東京】

水辺のヴィラ、夕暮れ時

スペースガーデニング株式会社
鈴木 晶子【千葉】

緑に光を纏わせ

中部建商株式会社
福本 登夢【静岡】

寄り添う庭

積水ハウス株式会社
川合 亜沙美【三重】

サンセットガーデン

株式会社ガーデンスタイル
田中 隆志【新潟】

open bal

スリービー工業株式会社
西川 美希【福井】

黄昏

株式会社庭建
小宮 圭司【長崎】

夕陽を望む和のお庭

ハマニグリーンパーク有限会社
尾上 安寿佳【静岡】

和modern

有限会社タナストーン工業
大谷 亜矢【広島】

リフォームエクステリア

株式会社エクステリアチバ
鈴木 留美【岩手】

五感にこだわる家

株式会社イムラ
川本 征二【奈良】

In my Head

中部建商株式会社
石川 真央【静岡】

動画部門

動画大賞

湖に浮かぶ奇観の地【山口】有限会社エクステリアの森 三好 俊典

講評

湖に浮かぶ光の環の幻想的で幽玄な「景」から建物に近づき現代的な光あふれる建物内部の「景」へと繰り広げる大胆なストーリー性に引き込まれる作品です。それぞれの「景」の細部にこだわった創り込みの完成度がとても高く、7つの「景」の繋がり自然で大変魅力的な動画です。(赤坂 泰一)

作品説明

オブジェクトをあまり使用せず椅子や人の像、植栽以外は全てRIKCADでモデリングしました。7つの異なるシーンを作り1つのプランに仕上げたのですが、繋がる部分の作りこみやサイズ感、高さの調整には苦労しました。特にサイズ感は悪戦苦闘し、何回か0から作り直しました。

優秀賞

More archistic【東京】ヒューマンヤード株式会社 奥 伸浩

作品説明

近現代アートの宝庫、F.Lライトの遺作「グッゲンハイム美術館」をオマージュした住宅オーナーは若いアーチストやクリエイターにその自宅を開放した、そこでは‘個の探求’や‘他との共鳴’が育まれ、新たなる個性が生まれる、これからの人々の‘リアルなコミュニケーション’に対するオマージュでもある。

講評

大谷石や少し古びたピンコロ石など素材の質感が実にリアルに表現されている作品です。F.L.ライトの世界感を見事に表現しつつ、そこに様々なアーティストたちの生き生きとした息遣いまでが伝わってきそうなリアルな演出は動画でなくては伝わらないと思わせる秀作です。(古橋 宜昌)

優秀賞

TIFFANY BLUE selection【北海道】有限会社ビークリエイト 米田 由美子

作品説明

外構のご提案・イメージだけでなく、室内のイメージもTwinmotionを使うことで幅が広がってきました。様々なモデリングをティファニーブルーをアクセントにしてまとめてみました。

講評

シーンの各所に見える「ティファニーブルー」のカラーアクセントが、流れていくそれぞれのシーンに余韻を残しながら繋げてくれています。効果的なテクニックですね。庭での豊かな暮らしは室内のシーンを織り交ぜながら見せることで、より伝わり届くことを実感しました。庭の提案を通して暮らしをまるごと提案している素敵な作品に感動しました。(福元 敬子)

優秀賞

Petit tour【北海道】有限会社ビークリエイト 米田 由美子

作品説明

パース1枚だけでは表現しきれないランドスケープ・公園等を題材に選んでみました。3Dの花がたくさん散りばめられているのがポイントです。

講評

ストーリー展開が分かりやすかったです。鳥瞰アングルでガーデンが移り変わっていく世界は良くできていて素晴らしかったです。つくり込みが大変だったんだろうと思いました。水平線や地平線の画像はぼかし、人物はちらっと登場しているタイミングが上手に感じました。(松下 高弘)

奨励賞

ResortGarden【愛知】積水ハウス株式会社 安藤 康大

作品説明

海岸沿いにあるリゾートホテルのような自宅兼店舗になります。パーティーの楽しめるウォーターデッキ。デッキからは海に沈む夕日を楽むことができ、水盤に移る夕日がさらに雰囲気を高めてくれます。 カメラワークと各カットの長さはこだわりました。大きな物件なので見せるポイントは多いのですが、見せたいポイントを絞り、間延びしたカットが無いようコンパクトにまとめました。

奨励賞

Camp at home【岡山】株式会社清光園 河手 豊

作品説明

コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、お家での暮らし、そして家族との時間も少しずつ変化して来ています。そのような中、お庭を利用してキャンプが出来たら、とても素敵な事ではないかと思い、そんな暮らしをイメージしてデザインさせて頂きました。パースでは、キャンプの朝の涼しい風、澄んだ空気と鳥のさえずり、夜は焚き火がパチパチと音を立てる中、読書をしたり、家族と語り合ったり、ゆったりと流れる時間を表現しています。

テクニック賞

HAYADE【山口】有限会社エクステリアの森 中村 達也

作品説明

早朝の早出出勤をカッコ良いイメージで表現してみました。 大変だったところは、車の動きにカメラワークを合わせるところです。 作業量が膨大な量でしたので 外部のオブジェクトやテクスチャを使い時短しました。 RIKCADと他ソフトやオブジェクトデータの連携でこんな表現が出来ることを 知って頂きたくて作った作品です。