好感度の高い人は「ほめ方」のツボを押さえていた【後編】

「ホメ上手」になるために言葉のチョイスを意識し、わざとらしくなくスマートにホメる方法を紹介します。⇒前編はこちら今回はさらに個々人の個性にフォーカスした「ホメ言葉」がでてきます。

 

◆相手の「眼力」をホメる時のフレーズ

「さすがお目が高い」
相手の眼力の高さ、確かさをホメる時のフレーズ。定番中の定番ですので力をこめずサラっと使いましょう。

「目の効く方は、選ぶものが違いますね」
相手の持ち物をホメる=眼力をホメているのと同じこと。持ち物とともに眼力をほめられると相手は二重に嬉しく思います。

「目のつけどころが違いますね」
相手の着眼点をほめ、相手に「わかってるな」と思わせるフレーズ。「見ているところが違いますね」も同じく、相手の着眼点をホメていることになります。

 

◆相手の「行動力」をホメる時のフレーズ

「じつにアクティブですね」
フットワークの軽い人をホメる時のフレーズ。活発で活動的なことを表す言葉で「行動力」より気軽さがある言葉なので構えたところがなく使いやすい言葉です。

「いつもフットワークが軽いね」
腰が軽い人、動きのいい人を軽くホメる時に使えるフレーズ。

「エネルギッシュですね」
いつも快活で、精力的に仕事や遊びをこなしている人への賛辞です。

「タフですね」
精神的にも肉体的にも強く、行動力へ現れている人への賛辞。

「前向きなところ、見習わなければと思っています」
積極的に動こうとポジティブな人を丁寧にほめたい時の言葉。前向きという言葉は相手がたとえ失敗していても、ポジティブな姿勢を崩さないことを評価しています。

 

◆あえて「格調高い」言葉で相手をホメる時のフレーズ
通り一遍の言葉でホメるだけではなく、ちょっと回りくどいような言葉でホメるのも時には効果的です

「八面六臂」(はちめんろっぴ)
八面六臂とは八つの顔と六本の腕という意味。多方面で活躍している人へ使えるフレーズ。「まさに八面六臂のご活躍ですね」など。

「造詣が深い」(ぞうけいがふかい)
ある分野について特に詳しい人をほめる時の言葉。「クラッシックに造詣が深い○○さんにお聞きしたいのですが…」など。

「名人肌」
職人肌、学者肌があるように名人肌という言葉もあり「ここまで手を抜かずに完璧だなんてさすがに名人肌ですね」など。

「軽妙洒脱」(けいみょうしゃだつ)
人柄や会話が洗練されている人をほめる言葉。「ブログ拝見しましたが、軽妙洒脱な文章に引き込まれました」など。

「一騎当千」(いっきとうせん)
たったひとりでたくさんの兵を戦えるほど強いことを意味し、やり手の実力者をほめる時に使う言葉。「さすが○○さんのチームは一騎当千のつわものばかりですね」など。

「豪放磊落」(ごうほうらいらく)
度量が大きく小さなことにくよくよしない様子を表す言葉です。「○○さんの豪放磊落な性格に憧れます」など。

「天賦の才」(てんぶのさい)
天から授かった才能を指します。生まれつきの資質や才能豊かな人をほめる時に使います。

「一を聞いて十を聞くとはあなたのことだね」
飲み込みが早い人に対して使うほめ言葉。察しのよさをほめる言葉です。

ちょっと意識するだけで、ホメ上手になれるかもしれない、言葉のフレーズ。覚えておいて損はないのでぜひ少しだけでも覚えてみてはいかがでしょうか。

出典:できる大人のモノの言い方大全 / 話題の達人倶楽部