プロが教える、外構・エクステリアの設計ポイント【水栓編】


エクステリアや外構を設計・デザインするときに押さえておきたいポイントを解説します!(2019年2月に開催されたセミナー”建築を設計する時におさえておきたい庭・外構のポイント”より。講師は福元敬子氏)

新築外構工時や外構・ガーデンのリフォーム時に散水栓を立水栓に変えたいという要望が多いそうです。散水栓が使い勝手が悪いので立水栓に変更したいというお客様が多いのだそう。

散水栓ってこれ↑のことです。蓋が締まり平らだからなのか「ガレージには散水栓」っていうイメージがついているのが。実際はホースをつなげたら蓋は開けっ放しですし、しゃがんで水道を使うのはしんどいもの。散水栓を設置するのは「日常的には使わないだろうけどとりあえずは給水がいる」という場合にし、水をよく使うときは立水栓の方が使い勝手は遥かによいであろうとのこと。

立水栓は高さやパンが必要な分、邪魔になると思われがちですが、設計次第で邪魔にならないようにできます。ガーデンパンをつけるには排水計画もいりますし散水栓よりはコストもかかりますが(↓写真左がガーデンパン付き立水栓)、ガーデンパンを使用しない場合、深い砂利にすれば、自然に水が流れ排水不要になり立水栓のポールと蛇口のみのコストですみます(↓写真右)。

ガーデンリフォームの場合は皆様、ほぼ立水栓に変えます。それくらい「散水栓は使いにくい」と生活者は思っているのだと思います。新築の際に水栓が、散水栓なのか立水栓まで気にする施主様はほぼいないでしょう。設計者側が住まう人の使い心地を考えて、水栓計画を提案するのが親切だと思います。

水道の設置をする位置、敷地の端と端に設置される場合があります。外構の計画として水栓の位置は重要です。靴などを洗う場合は外部から見えたくないとか、植木への水やりを考えると植木に近い位置の方が便利だとか、利便性や目線を気にするのは住まう人におおいに関わることです。施主の生活導線に影響することですので、水栓の位置についても考慮が必要だと思います。

ガーデン・エクステリアのプロがおすすめするのはスタンドタイプの立水栓で、手洗い用とホース接続用がある2口蛇口タイプ。とても使い勝手が良くおすすめです。

画像引用元:オンリーワンクラブ

立水栓は各メーカーから、カラフルでポップなものや、カントリー調やフレンチシャビーなもの、スタイリッシュでモダンなものなど様々なテイストの立水栓が販売されています。外構やガーデンのアクセサリー的な役割になるので、外構計画のフォーカルポイントになります。

画像引用元:東洋工業株式会社


画像引用元:オンリーワンクラブ


◆よく設置される散水栓は、実は使い勝手が悪い

◆メインで使う立水栓は2口蛇口がおすすめ

◆設置位置は、生活導線を考慮することが重要

◆立水栓はアクセサリー的な役割、フォーカルポイントになるエクステリアアイテム