プロが教える、外構・エクステリアのポイント【目隠しはフェンスor植木?】


エクステリアや外構を設計・デザインするときに押さえておきたいポイントを解説します!(2019年2月に開催されたNexellセミナー”建築を設計する時におさえておきたい庭・外構のポイント”より一部を抜粋。講師はおうちまわりデザイン・E&Gアカデミー講師 福元敬子氏)


大開口で開放的なデザインの建物は素敵なんですが、外部からの目隠しを「植木で隠しましょう」と安易に提案するのは実はデメリットが大きいのです。

お隣や外から丸見えの場所に開口を開けて「生垣で隠せば、明るい空間になる上にグリーンも楽しめますよ」なんてと提案すると施主様もそのつもりになってしまいます。
しかし隣地境界に植木は植えにくいんです。落葉樹は落ち葉が迷惑になるので植えられません。常緑樹に限られます。常緑樹にしても剪定の際はお隣の許可が必要です。そして常緑樹はあまり樹形が美しいものが少ない、という現実も。大きな開口の鑑賞に向いている樹種がそうそうありません。

↑生垣をフェンスに変えるとスタイリッシュな印象に。


↑確かに生垣に使用する常緑樹はモサっとしたものが多い印象…。白い目隠しの塀に変えると爽やかさもアップ。
植栽での目隠しが難しい…となるとフェンスで対応したいところですが、目隠しフェンスの価格は高額です。おおよそになりますが、植木は10万円で目隠しできるところが目隠しフェンスは30万ほどかかります。3倍の価格差は大きいですよね。

便利で劣化も少ない各メーカーの目隠しフェンスですが価格はやや高めです。

施主様からしたら「目隠しは必要!しかし目隠しフェンスは高い!だから植木で目隠ししないと、でもこの植木はなんかいやだ…」とどうにもこうにもいかない状況に陥ってしまうことも。

目隠しを植木でするにはデメリットが大きいということを施主様へも伝えましょう。間取りや開口で工夫するのも重要です。提案として目隠しにはお金がかかるということを先にしておくべきかと思います。大開口には目隠しが必要、目隠しにはこれくらいの費用がかかるときちんと伝えることが大切です。