2015年のデータから見る、注文住宅の動向

株式会社リクルート住まいカンパニーが行った、注文住宅の建築者・検討者を対象に調査による注文住宅の動向を抜粋してご紹介します。

家づくり全体の動向トレンドについて
建築者(全国)の建築費用は平均2,943万円。
◆建築費用平均◆
2015年 全国の平均 2,943万円 / 2014年 全国の平均 2,804万円
【対前年で138万円上昇】
2015年 首都圏の平均 3,153万円 / 2014年 首都圏の平均 3,098万円
【対前年で45万円上昇】

 

頭金は平均967万円、親からの贈与額は平均320万円
◆頭金平均◆
2015年 全国の平均967万円 /2014年 全国の平均932万円  【対前年で35万円上昇】
◆親からの贈与額平均◆
2015年 全国の平均320万円 /2014年 全国の平均332万円  【対前年で12万円減少】

 

検討者(全国・新規建築)の家づくりを考えたきっかけは、「子どもが成長した」(24.8%)が最多。
◆家づくりのきっかけ◆
子どもが成長した 24.8%
いつかは一戸建てに住みたいと思っていた 23.3%
家が手狭になった 21%
子どもが誕生した 19%
現在の家賃が高い(もったいない)16.7%
家が古くなった 15.7%
結婚 15.4%
資金のメドがついた 14.5%
家の使い勝手が悪くなった 11.9%
収納が少ない 11.8%
消費税が上がる前に建てたいと思った 11%
住宅設備が古くなった 9.4%
希望の土地が手に入った 8.8%
親(または子)との同居 8.1%
夏暑く冬寒い 8.1%

となっています。こう見ると、結婚、子供の誕生、子供の成長、親との同居などライフスタイルの変化はもちろんのこと、合間合間に入っている「使い勝手が悪い、収納が少ない、設備が古い、夏暑く冬寒い」など機能面での快適さを求める項目が多いのも見受けられます。

次回はそんな機能性・効率性のニーズに応えるスマートハウス、ZEHについての調査結果をご紹介します。

 

出典:株式会社リクルート住まいカンパニー 注文住宅の建築者・検討者を対象調査